寒天製造風景(寒天工場見学)
寒天本舗の寒天ができるまで
寒天づくりが盛んな岐阜県恵那の糸寒天製造の様子
昔から、冬の気候が寒天作りにいいことから、長野の諏訪地方と並んで寒天の産地として有名です。
地域によって形や原料が少し異なり、岐阜では糸寒天、長野では角寒天が主流です。
寒天本舗の糸寒天ができるまで-岐阜
乾燥させた天草は、産地と種類に分けて束ねて保管しています。
厳選した天草を丹念に洗っていきます。
数種類の天草を合わせて大釜で炊きます。職人の長年の勘と経験が頼り、寒天の出来を左右する大事な作業です。
煮あがった寒天液を容器に流して固めます。
寒天液が固まった状態
固まった寒天(生天/なまてん)を裁断して、野外で天つき作業に入ります。
屋外の干場で大きな天突きで突き出します。大きくて重いのでふたりがかりでリズムよく作業します。
大きなところてん。突き出すのに力がいります。
ところ天のような状態
突き出したら、均等に凍るように平らに広げます。
責任者の佐々木さんです。凍り加減や溶け加減を見ながら、天気・気温によって広げ方や向きを変え、手間暇かけてよい寒天に仕上げます。
氷点下になる夜間に凍結し天気のよい昼間に融解、乾燥することを繰り返し、だんだん水分が抜けていきます。
2~3週間かけてゆっくりと大切に干していきます。水分が抜けて色もすっかり白くなりました。
ついに完成!みなさまの食卓へお届けします。
自然のめぐみをそのままに、真心を込めて作っています
海の恵みの天草を使って、山の自然の力を借りて、時間をかけて丁寧に、昔ながらの製法で心を込めて作っています。
寒天づくりに最適な環境
「細寒天の里」 恵那市山岡町
山岡町では寒天造りの歴史を紹介した資料館もあり、お食事コーナーやお土産品も充実しています。
是非一度、岐阜県恵那市山岡町へおいでください!
明知鉄道 山岡駅かんてんかん
棒寒天づくり風景 -長野
こちらは長野の棒寒天製造風景です
自然凍結
こちらも自然凍結と乾燥していきます。
棒寒天の完成