- ■目次
- 1.寒天の原料は海藻です
- 2.天草とオゴ草の違い
- 3.世界でとれる寒天の原料
- 4.粉寒天をセレクトしています
海藻の種類は2種類。天草とオゴ草(オゴノリ)です。
天草
オゴ草
天草は、一年草で養殖ができません。
オゴ草は、養殖ができるため、安定的に原料の供給ができ、
工場生産にむいています。
とれた場所により、性質は異なりますが品質に大きな差は
ありません。
日本の天草は、トコロテンの原料として
60%位使われています。また、寒天の種類によっても
原料が違います。
糸寒天→ 天草が主です。
粉寒天→ オゴ草が主です。
天草、オゴ草のいずれか、もしくはこの2種のブレンドの海藻を使って
製造した製品の原料を海藻(寒天原藻類)と表記しております。
世界ではじめて粉寒天が製造されたのは、大正4年日本です。
現在のオゴ草を原料とした製造は、昭和15年に開始されました。
機械的に製造がはじまり、生産量が増えたのは、昭和21年頃からです。
現在、世界で粉寒天の年間生産量は、約3000トン〜4000トン位で、
そのうち、日本国内で製造されるのは、約600トン〜700トン位です。
インドネシア工場訪問
業務用粉寒天1キロは、インドネシアと日本の粉寒天のブレンド商品です。
日本の粉寒天は、主としてチリ産オゴ草を使用しております。
なぜインドネシア産かというと、インドネシアは、オゴ草の養殖が盛んで安定的に原料供給できること、信頼ある工場で粉寒天を製造しているからです。現地工場への視察、インドネシア工場側の訪問も毎年あり輸入する際には、自社でも毎回必ず品質チェックをしております。